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失われた奈良の名産品「幻の大和絣(やまとがすり)」の復元を展示 SDGs週間(9/17~9/25)

期間【展示期間】2022年9月17日(土)~9月25日(日)

展示場所:本館1階ショーケース
展示期間:2022年9月17日(土)~9月25日(日)
 
奈良県御所市が発祥といわれ、現在の大和高田市周辺を一大産地として庶民の暮らしに根づき、後継者不足と和装離れで1970年代ごろに途絶えた奈良の伝統的な織物「大和絣(がすり)」を、2020年、斑鳩町の染織作家、亀山知彦さんが復元しました。

大和絣は幕末から昭和初めにかけて広く流通した綿織物で、一時はお伊勢参りの土産物としても喜ばれていたそうです。明治初期には化学染料の導入に伴う品質劣化で評判を落としながらも、のちに奈良県を挙げての取り組みが奏功して復興。かつては「西の大和絣、東の中野絣」と並び称されるほどだったといいます。
1970年代までは百貨店などで取り扱われていましたが、いつしか市場から姿を消しました。

SDGs週間に合わせて、この貴重な作品を展示し、亀山さんが復元した「大和絣」が再び奈良の名産として認知され、持続可能な特産品となりますよう、広く多くの方に知っていただく機会になればと考えております。
 
十字柄や井桁柄。その2つを組み合わせたもの大和絣の代表的な柄
画像:幻の大和絣(やまとがすり)

源九郎織り作家
亀山 知彦/ Tomohiko Kameyama

1983年斑鳩町生まれ。服飾系の専門学校を卒業後、
野村シルク博物館で染織の実習生となり、染織の全工程を学ぶ。
その後、京都・西陣の工房で5年間修行。
美しい綿糸に白地の藍染めの絣模様が施された大和絣に魅了
され2017年より復元に着手。2020年に独立
「大和絣が、また日本中に知られる存在になれば」と願う

「幻の大和絣」の復元 展示に関するお問合せ TEL: 0742-24-1151(営業企画課)

メインダイニングルーム「三笠」

日本料理「花菊」

ティーラウンジ

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バー「ザ・バー」

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